こんにちわ。
AXIS TRANING STUDIO古田です。

油の話の続きです。

今度は良い油の話をします。

油に良いも悪いも無いでしょ！？と思われる方も多いと思いますが、これは大きな間違いです。

主にオメガ3と言われるαリノレン酸。
代表的なのは青魚などに多く含まれるDHAやEPAです。
DHAやEPAは血中コレステロールを低下させたりドロドロになった血液をサラサラにしてくれます。
体内には無い成分なので体の外から摂取しなければなりません。

短鎖脂肪酸は食物繊維を腸内細菌や微生物により発酵させた際にできる成分です。
穀物を発酵させることによりできる酢(酢酸)も実は油の仲間なんです。
短鎖脂肪酸はその95%が大腸粘膜から吸収され、全ての消化器官と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担っています。
大腸粘膜などは、100%短鎖脂肪酸がエネルギー源です。短鎖脂肪酸が無ければ大腸粘膜を作ることができず、粘膜に隙間ができ、細菌が体に入りやすくなってしまいます。
他にも粘液を分泌させる働きもしているので、胃液、腸液、膵液、胆汁も十分に分泌できなくなります。
唾、涙、鼻水などの体液も短鎖脂肪酸が作っています。
短鎖脂肪酸の働きはこれだけではなく、ミトコンドリアに働きエネルギーの活性化を促したり、腸のpHも下げ殺菌力を高めます。さらに短鎖脂肪酸の中でも酪酸はガンのアポトーシスにも関わっているので抗癌効果もあると言われています。

体に必要な油も多い事をお分かりいただけたでしょうか？
まずは良い油を体に吸収するためにも腸内環境を良くするためにも短鎖脂肪酸の材料となる食物繊維の多い食事を心がけましょう。

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