上腕二頭筋長頭腱炎について

こんにちは、AXISの小栗です。

今回は上腕二頭筋長頭腱炎について話していきます。

まず上腕二頭筋について話していきましょう。上腕二頭筋は、肘を曲げたり、物を引き上げたりする役割を担っています。
この筋は二頭筋と呼ばれるように、上端で長頭と短頭の二つに分かれます。体の外側に分かれている長頭は上腕二頭筋長頭腱として肩甲骨関節窩の上部から始まり、途中で上腕骨の結節間溝という溝にはまっています。もう一方の体の内側に近い短頭は、肩甲骨烏口突起から始まります。

上腕二頭筋長頭腱炎は、野球やバレーボール・水泳等の投球動作やオーバーヘッド動作を繰り返し行うスポーツでよく発症します。

原因の一つとしては構造上の問題があり、長頭は結節間溝と呼ばれる上腕骨近位部の溝に入っており、上腕骨と長頭に摩擦が起きやすい構造になっています。そのため、ストレスが繰り返し生じることで、炎症が起こりやすい状態にあります。また、炎症や刺激が繰り返し起こることで、徐々に弱化・変性した結果、断裂に至る場合があります。それ以外にも、一度の外傷で断裂することもあります。

予防としては運動後のストレッチが重要となってきます。

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