2019/07/08 Mon,
腰椎すべり症
こんにちは!AXISの洞垣です!
腰椎すべり症についてのお話です。
腰椎が前方へ滑りだしてしまうことで様々な症状が出る疾患です。
腰椎すべり症は、椎骨や椎間板などの変性などによって起こる変性すべり症と、腰椎分離症へと続発する分離すべり症があります。
原因はそれぞれ異なりますが、症状はほとんど変わりません。滑り出ている強さによっては変わってきますが、まずは腰痛や坐骨神経痛を発症するケースが多くあります。すべる強度があがれば、神経が圧迫され下肢にしびれや痛みが出てきます。
腰椎すべり症には大きく2つ種類があると説明しましたが、その2つについて1つずつ説明していきます。
変性すべり症は主に加齢などが原因で、椎間板や靭帯、関節などが変性を起こす事で、腰椎の安定性が失われすべりが生じます。
加齢に伴ってどんどん腰椎の椎間板などが変性していくことで起きるすべり症と言うことになります。これは骨が変性しやすい女性に多く発症すると言われています。
分離すべり症は腰椎の椎骨の大きい部分である椎体と、後方に突出してる椎弓が分離してしまった状態が腰椎分離症はです。この状態で放置しておくと、分離した部分の安定性が失われるために上下の骨に滑りが生じます。もともと腰椎分離症だったのが、すべり症へと移行してしまった状態が腰椎すべり症です。
治療には手術やコルセット着用などによる安静がありますが、痛みのない範囲で動かすことも大切になります。これは筋力が衰えてしまうために腰痛が続いたり、姿勢が悪くなったりしてしまうためです。
すべり症を理解しておくことで、もしかかってしまった時の対処法が変わってくるため知っておくことは大切になります。