こんにちは！AXISの洞垣です！

きのこ類についてのお話です。

きのことは菌類のうち、肉眼で確認できる大きさの子実体(菌類が胞子を形成するために作る菌糸の集合体)を形成するものをいいます。

日本では現在3〜4000種類のきのこが確認されており、食用として使用されているのは約300種と10分の1になっています。

きのこの成分は、β-グルカン、ビタミンD、アミノ酸、トレハロースなどが含まれます。

●グルカンはグルコースのみでできている多糖類の総称であり、結合がβ結合なもののことをβ-グルカンと言われています。

きのこのβ-グルカンには抗腫瘍活性、免疫増強活性が期待されます。

●ビタミンDは発がん物質の抑制や、カルシウムの吸収を促進する働きがあります。

●アミノ酸はたんぱく質の代謝物です。特にきのこに多く含まれるアミノ酸はグルタミン酸、GABA、オルニチンです。

●グルタミン酸は旨味成分の１つであり、グルタミン酸やGABAなどになる前の成分でもあります。

●GABAは神経の興奮を抑える抑制性の神経伝達物質です。アスリートなどがよく使う栄養素で、リラックス効果が期待されます。

●オルニチンはアルコールの分解に役立ちます。他にも代謝に役立ったり、アンモニアなどの解毒効果があります。

●トレハロースは菌糖ともよばれ、きのこの主要な低分子炭水化物です。ストレス保護作用があり、クマムシはトレハロースを体成分として多く含んでいるためにストレスが強い地域でも生きられます。

きのこには私たちの体に必要な栄養がたくさん含まれています。