2018/12/19 Wed,
コーディネーショントレーニングについて
こんばんは。AXISの遠藤です。
今回はコーディネーショントレーニングについてお話しします。
コーディネーショントレーニングとは筋力、持久力、柔軟性、バランス、スピードが組み合わさったもので、これらをスムーズに調整する能力のことです。
コーディネーションには7つの能力があります。
①定位能力:相手や味方、ボールなどの周囲の状況と関連づけながら動きの変化を調整するもので、ボールの落下地点などを判断することができる能力です。
②変換能力:状況が変わった時に素早く動作を切り替えることができる能力で、ディフェンスなどの時に使う能力です。
③リズム能力:動作のタイミングをうまく合わさる能力です。
④バランス能力:空中や動作中の全身のバランスや、崩れた姿勢を回復する能力で、転びそうになった時に身体を持ち直す時に使う能力です。
⑤連結能力:身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく、無駄なく同調させる能力で、受け身などをうまくとれるようになる能力です。
⑥反応能力:合図を素早く察知し、適切な速度で正確に動く能力のことで、スタートダッシュなどの時に使われます。
⑦識別能力:手や足、頭部の動きと視覚の関係、ボールなどの操作を精密に行う能力で、ボールを正確に蹴る時に使われます。
以上がコーディネーショントレーニングで高められるの7つの能力です。
コーディネーショントレーニングをする時には注意点が3つあります。まず一つ目は、疲労度は控えて多種多様のトレーニングを行うことが好ましく、また身体の疲労よりも脳の疲労の方が多めの方が良いです。
二つ目は、7つの能力を理解しそれらを組み合わせてメニューを組むことです。例えば、反応+連結(合図に合わせて前転)のような感じで組んでいきます。
最後の注意点は指導対象や種目を考慮する事です。例えば指導対象が子供の場合は、難易度が高い種目よりも正しい姿勢で行うことができる種目を選びます。
以上がコーディネーショントレーニングを行う際の注意点です。
これらを踏まえて、コーディネーショントレーニングを行い、身体機能の向上を図っていきます。