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スタッフブログ

2017/12/20 Wed,

ばね指について

こんばんは。AXISの上田です。

今回は、ばね指についてお話しします。
指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。 これを“ばね指”と呼んでいます。指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。 朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。 進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態になります。更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生します。母指(親指)、中指に多く、環指、小指、示指にもよくみられます。指の使いすぎによる負荷のため、動かすたびに摩擦のために炎症が進み、腱鞘が肥厚したり、腱が肥大し、通過障害を起こすために一層症状が悪化します。

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2017/12/20 Wed,

尺骨神経麻痺について

こんばんは。AXISの上田です。

今回は、尺骨神経麻痺についてお話しします。
外傷や腫瘍以外で尺骨神経が障害される主なものは、肘部管症候群とギヨン管症候群(尺骨神経管症候群)があります。尺骨神経が傷害されると巧緻運動障害(細かい動きが上手くできない)が生じます。尺骨神経麻痺の典型例では、母指球以外の手内筋の筋萎縮と鉤(かぎ)爪変形(鷲手変形)が生じます。
尺骨神経は、小指と環指小指側1/2の掌背側の感覚と前腕の尺側の感覚を支配し、前腕部では手首の屈曲(曲げること)、手指の屈曲、さらに手部では母指(親指)の付け根の筋肉(母指球筋)以外の手の中の筋肉のほとんどを支配しています。尺骨神経と尺骨動・静脈が一緒に手首の尺屈側にあるギヨン管を通過します。尺骨神経の傷害がどこで生じているかによって症状が異なります。肘より上のレベルの外傷による傷害では麻痺の程度はさまざまですが、前腕の尺側と小指・環指小指側1/2の掌背側の感覚障害と環小指の屈曲障害、母指球を除く手の中の筋肉が麻痺し巧緻運動障害が生じます。かぎ爪変形も生じます。
ギヨン管部での症状は、感覚障害だけのもの、第1指間のみがやせて感覚障害がないものなどいろいろな症状を呈します。

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2017/12/20 Wed,

ドケルバン病について

こんばんは。AXISの上田です。

今回は、ドケルバン病についてお話しします。
母指(親指)を広げると手首(手関節)の母指側の部分に腱が張って皮下に2本の線が浮かび上がります。ドケルバン病はその母指側の線である短母指伸筋腱と長母指外転筋が手首の背側にある手背第一コンパートメントを通るところに生じる腱鞘炎です。
手首(手関節)の母指側にある腱鞘(手背第一コンパートメント)とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。
妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。
母指の使いすぎによる負荷のため、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷んだりして、さらにそれが刺激し、悪循環が生じると考えられています。特に手背第1コンパートメント内には、上記の2種類の腱を分けて通過させる隔壁が存在し、これがあるために狭窄が生じやすいです。

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2017/12/20 Wed,

胸郭出口症候群

こんばんは!AXISの田丸です。

今回は、胸郭出口症候群についてお話しします。

胸郭出口症候群とは、第一肋骨、鎖骨、前斜角筋などによって構成される胸郭の上端から頚の下部の構造のことです。

症例
・15〜20歳の各年齢に見られるが、20代が最も 多い。
・女性でなで肩の人になりやすい。
・発現に左右差はないが両側性より片側に多くなりやすい。

症状
・慢性的に酷い肩こりがある。
・首から肩周辺が痛む。
・肩から腕にかけてだるい。
・握力、筋力の低下。
などがあります。

今日は、体幹のトレーニングを紹介します。

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2017/12/20 Wed,

手根管症候群について

こんばんは。AXISの上田です。

今回は、手根管症候群についてお話しします。
手根管症候群とは、手のしびれ感を訴えて整形外科を受診する最も一般的な疾患です。手根管とは、手首の部分にある骨と手根靭帯に囲まれた空間のことであり、9本の指を曲げる腱と正中神経が通過します。この手根管内で、何らかの原因により正中神経が圧迫されると、手根管症候群が発生します。
その原因は、手首の骨折後、手根管内の腫瘍、リウマチによる滑膜炎による手根管内の上昇によるもの、妊娠、糖尿病、アミロイドーシス、腎疾患、痛風などホルモンの変化や代謝性疾患に随伴するものもあります。
しかし、最も多いのは、中高年の女性に高頻度に発生する原因のはっきりしない特発性と手を酷使する労働者に発生する滑膜炎(指を曲げる腱の炎症)によるものであります。主な症状は母指~環指の親指側のしびれ感と感覚低下(触った感じが鈍い )です。
初発症状は中指のしびれ感で発症することが多く、次第に隣りの指に広がっていくのが一般的です。また、典型的な症例では、夜間や明け方に痛みやしびれ感が増悪し、痛みのため目が醒めると訴えます。症状が増悪していくと母指球筋(母指の付け根の筋肉)の筋力低下をきたします。高度の麻痺になると母指球筋の萎縮が著明になり、母指を開くことができなくなります。ボタンがかけにくい、小銭を摘むことができないなど日常生活でも大きな障害となります。

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