2017/05/17 Wed,
変形性股関節症⑤
こんにちは!
AXIS TRANING STUDIO古田です。
変形性股関節症⑤
【治療と予防法】
変形性股関節症の治療は大きく分けて手術しない保存療法と、手術療法に分けられます。
保存療法というと患者さんの変形性股関節症の理解を高めること(患者教育)、運動療法(筋力増強訓練、ストレッチ、機能訓練、水中歩行など)、薬物療法(内服、関節内注射)、理学療法などがあります。これらを行うことによって疼痛をとったり、日常生活動作を楽に行えるようになったりするのを目的にしています。
これらの治療法は短期的には疼痛をとることができますが、変形性股関節症によって関節がすり減っていくのを遅らせることはできないとされています。
関節が変形してしまい、痛みが改善しなかったり、日常生活に差し障りがある状態になったりした場合は、手術療法を選択します。
手術療法には骨盤や大腿骨の骨を切って股関節の形を変える「骨切術」や股関節を人工物に取り替える人工股関節全置換術が行われます。
骨切術は関節の形を直して、痛みを取り除き、自前の関節を長持ちさせることを目標にした手術です。
人工股関節置換術は、痛い関節を全て取り替えてしまいますが、人工股関節は20年程度で入れ換えが必要だとされています。
変形性股関節症の予防は「無理をしないこと」です。
先ほど述べたように、肥満があると悪化しやすいとか、激しいスポーツがいけないとか、重いものを持つといけないとか、何をしたら悪くなるかがわかっており、それをやらないのが予防法になります。
しかし、あまりにも制限しすぎると、人生が楽しくなくなってしまいますので、バランスが重要になります。
変形性股関節症に対する運動療法は、疼痛の改善、機能障害の改善に有効であると考えられています。
各種サプリメント(コンドロイチンやグルコサミンなど)は症状を軽くする可能性はありますが、サプリメントの効果を認めるような結果はありません。
効果があるとする報告もあるのですが、効果がないとしている論文もある、というのが現状です。
治療に有効と認められているのであれば、サプリメントは医師が処方する薬になっているはずです。しかし、効果がないということも証明されていないので、「飲まない方がいいよ。」とも言えません。
今日の1日1トレは
「股関節のダイナミックストレッチ」です。
バランスディスクが無い場合は床でも大丈夫です。
体をまっすぐに保ち足の付け根を意識して前後に振りましょう。
バランスが保てない場合は壁などを支えに使って行うと良いでしょう。
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