ビタミンDについて

こんにちは、AXISの小栗です。

今回はビタミンDについて話していきたいと思います。

ビタミンDとは、ビタミンD₂とD₃の総称です。紫外線の照射によって、ビタミンD2は植物に存在するエルゴステロールから生成され、ビタミンD₃は動物に存在する7-デヒドロコレステロールから生成されます。ビタミンDは、カルシウムやリンなどのミネラルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関係しており、不足すると子どもではくる病、成人では骨軟化症などが起こることが知られています。

ビタミンDは、食品からの摂取と生体内での合成の2つの方法で供給されています。7-デヒドロコレステロールは、動物の皮膚において紫外線によってビタミンDへ転換された後、肝臓で25位が水酸化されて25ヒドロキシビタミンD が生成されます。続いて腎臓で1α位が水酸化されて活性型の1α-25ジヒドロキシビタミンD (1αに代謝され、体内で利用されます。食品由来のビタミンDは、体内に吸収されるとカイロミクロンに取り込まれて、リンパ管を経て、最終的には肝臓、腎臓で同様に代謝されます。

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