2019/05/09 Thu,
SAQについて
こんばんは。AXISの山田です。
今回はSAQトレーニングについて紹介します。
「スピード」とは競技スポーツにおいて極めて重要な要素の一つですが、スピードとひと言で言っても、走るスピードや身のこなしのスピード、反応や判断のスピードなど、競技やポジション、その局面によって要求されるスピードの性質は異なります。スピード能力を改善するためには、まず「競技で必要なスピードの要素は何か」を明確にしなければなりません。これを明確にしてはじめて、トレーニングの目標や実践方法が具体的になると言えるでしょう。
今回紹介するSAQトレーニングは、「スピードトレーニング」の代名詞とも言えるトレーニング方法で、これまで「スピード」と簡単に片付けられていたものを、もっと具体的に、そして段階的なトレーニングとしてシステム化したものです。様々なスポーツに必要なスピードを高めるトレーニングとしてだけではなく、スポーツに必要な基礎を高めるトレーニングとしても有効です。
SAQトレーニングとは SAQトレーニングは
「スピード」の三大要素
Speed(スピード)
Agility(アジリティ)
Quickness(クイックネス)
の頭文字に由来します。
S=Speed(スピード) 重心移動の速さ
A=Agility(アジリティ)
運動時に身体をコントロールする能力 Q=Quickness(クイックネス) 刺激に反応して速く動き出す能力 例えばサッカーの場合、速くダッシュをするスピード能力に限らず、切り返しの時のボディバランスや細かいステップなど身体をしっかりコントロールするための“アジリティ”の能力、ボールや相手選手の動きに素早く反応し動き出すための“クイックネス”の能力などが必要になってきます。つまり、足が速くない選手でも、切り返しのスピードや動き出しのスピードを高めることで、いわゆる“動きが速い選手”になることができるのです。 また、サッカーに必要なスピードを考えた場合、ダッシュ系のトレーニングばかりを行うのではなく、方向転換や合図に反応して動き出すなどのサッカーに必要とされるスピードのトレーニングをする必要があります。 SAQトレーニングは、広い意味での「スピード」をS・A・Q 3つのシンプルな概念に分類しています。これにより、それぞれの競技や局面においてどのようなスピード能力が要求されるのかを明確にし、そのスピード能力に対して的確なトレーニングを行うことができるのです。
なぜSAQトレーニングが必要なのか
SAQトレーニングは、「走る」や「跳ぶ」、「方向転換」などのスポーツの基礎となる「ゼネラルスキル」を高めるために設計されています。本来このゼネラルスキルは、木登りや川遊びなど、幼少期の自然の中での遊びによって培われるものですが、近年の生活様式の変化に伴い、外遊びや自然の中で身体を動かす機会が減ってきたことで、幼少期にこのゼネラルスキルを獲得することが期待できなくなってきています。 もし、このゼネラルスキルが備わっていない状態で、スポーツの専門的な技術を行ったとしても、技術の習得が上手くいかない、ケガが増える、または一つのスポーツが上手にできても他のスポーツは全くできないなどの問題が生まれてしまいます。 SAQトレーニングには、遊びの要素が多分に含まれており、楽しみながら身体を動かすことで、スポーツの土台となるゼネラルスキルを伸ばすことができます。また、身体の正しい使い方を習得することで傷害予防にもつながり、競技復帰の段階でのリハビリにも効果があります。
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