2019/01/26 Sat,

腕神経叢損傷原因

こんにちはaxis training studioの新谷です。

今回は前回に続き腕神経叢損傷の原因を説明したいと思います！

おさらいで、腕神経叢は、首の部分の脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成されます。これらの神経根が脊柱管を出て、鎖骨と第1肋骨の間を通り腋の下に到達するまでの間に神経線維を複雑に入れ替えて、最終的に上肢へ行く正中・尺骨・橈骨・筋皮神経になります。

その原因としては、オートバイの転倒事故やスキーなど高速滑走のスポーツでの転倒で、肩と側頭部で着地した際、また、機械に腕を巻き込まれて腕が引き抜かれるような外力が働くと、腕神経叢が引き伸ばされて損傷します。鎖骨上窩の刺し傷（きず）、切り傷、銃で撃たれたときや、鎖骨骨折の骨片が突き刺さったとき、肩関節の脱臼などでも損傷します。

外傷の種類や力の加わり方によって、神経根が脊髄から引き抜けたり（引き抜き損傷）、神経幹から神経朿のレベルで神経が引き伸ばされたり（有連続性損傷）、断裂したりします。

この時期、寒くなってきて、スキー、スノボなどのウインタースポーツや地面の凍結の際の横転だったり怪我の要因がありますので注意してください！